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2015年10月25日 (日)

スリ-ビーチは健在なり

1970年代の天文少年には懐かしい御三家 ダウエル・スリービーチ・パノップ
お年玉でもなんとかなるかもしれない、宇宙への扉。
自分の場合、ダウエルの10cm反射鏡に夢を託した。
しかし、値段というものはそうなる理由があったorz・・・”大人の事情”というものを知るきっかけにもなった。
いつしか、ダウエルとパノップはとんと見なくなった。しかしスリービーチは望遠ズームレンズの広告を見かけたことがあった。

Threebeach

こんな風にf(+_+)☆\(-_-#)

 どうせ安かろう悪かろうだろうと、気にも留めていなかったが、ある日近所のカメラ量販店のガラス越しに、ひっそりとそそり立っていた。こんなの誰が買うんだろう、としばらく見て見ぬふりをしていた。Tリングはそういえばうちにあるなぁ。青春の思い出のブランド、記念に確保してみるか(笑)

 銘板リングを一目見て・・・3 BEACHってなんだよ。自分ちのブランドを中途半端に省略するなよ(笑) ちゃんとTHREE BEACHと堂々と刻んでほしかったなあ。そういえば、代表取締役が三浦さんだからスリービーチ。ちょっとしゃれているなぁ。

 気になって検索してみると、スリービーチは健在じゃあないか。ちょっとうれしい。ただ、もっと大型のレンズがカタログ落ちしているが、その理由がびっくりぽん。「職人が高齢化したため作れなくなった」旨の記述が正直というか、さびしい。

800mm側の描写。(420mm側はさらによく、問題ない。)

Vari800_ex1

PENTAX K-01/スリービーチVARI8001S 420-800mm(800mm) F16開放/ 1/250sec ISO1600 手持ち

 意外にも全画面均質で細部の切れ込みは良い。ただやはり、紫の色収差は目立つ。この焦点距離になると色収差の補正こそがメインテーマであり、高価なEDレンズやら蛍石やらを使って価格の〇が一つも二つも余分につくわけだから、致し方あるまい。

ノートリミングでも、太陽はこの大きさに写る。

Tb_ex2

1/1600sec ISO100 手持ち

レンズ構成がシンプルなせいか、ゴースト、フレヤーは少なくクリヤーだ。

さて、月の手持ち撮影に挑戦。(とはいえ、地上物にレンズの一端を載せながら)

Tb_ex3

1/100sec ISO400


拡大

Tb_ex3e

 細身で軽量なので、K-01のボディ側手ぶれ補正と組み合わせると、昼間であれば辛うじて手ぶれを感じさせない撮影ができる。また、ズームした後クランプ装置があるので、鏡筒の倒れこみもなく、意外にも(と言っては失礼だが)ちゃんと使える。

 視感度の低い紫だけ割り切って飛ばして、そのほかの色をできるだけ一致させるようにしているのか、それほど色収差は目立たない。安価な硝材だけを使ったレンズとしては要領を得た設計だと思う。天体では青ハロカットのフィルターが有効かもしれない。

 安原製作所の次なる製品MOMOも着々と準備が進んでいるようだし、こういった、決してメジャーではないがユニークなレンズメーカーも楽しいではないか。

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コメント

なかなか良さそうですね。
収差は別として、色味についてはアナログの時代と違ったアプローチも可能ですから、
こういうレンズも見直してみると面白そうですね。

投稿: ich | 2015年10月29日 (木) 06:00

>ich様

思ったより真面目に出来ているので、手持ち超望遠という、自分的には新しいジャンルが開拓出来そうです。
こういった支出を206回程抑えると、デミオディーゼルが買えるのですが( 笑 )

投稿: keypon13*2 | 2015年10月29日 (木) 21:11

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