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2016年7月 3日 (日)

MOMOキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

MOMO100は、安原製作所の新作のソフトフォーカスレンズ。

Momo_s1

言わずと知れた、1912年のVEST POCKET KODAKについていたレンズにそのルーツがある。

Momo_lens

安原製作所HPより。

基本1群2枚のレンズで対角線画角53°・・・中判の標準レンズの流儀ともいえる画面対角線と等しい焦点距離・・・を実現するには、いろいろつらい面があることは、当時の技術者も重々承知だったことでしょう。だから、開口をフードで制限することで実用範囲の画質を得ていた。

しかし、その制限を(たぶんいたずら心で)外してしまったら、設計者の意図しない収差が軟焦点を醸し出して、あらたなアイテムとなったとは興味深いことである。

そんな遊び心が19,000円(予約者のみの特典価格)で買えるなら、面白いではないか。

初期予約から半年、(PENTAX K-1とどちらが先に世に出るか、などと自分で賭けをしたりして)のんびり待った。
なぜ発売時期が延びるのかは、安原氏執筆の「安原製作所回想」を読むと「さもありなん」、と気を長くして待つことができるのである。

さて、裏面。

Momo_s2

後からみると、前面からの印象よりは意外と口径が大きい。

そして、素朴な疑問:一群レンズの焦点距離43mmなのに、どうしてフランジバック44mmのキヤノンEFマウント(のミラー動作)に干渉しないのか。46.5mmのニコンFマウントならなおさらである。
実際の焦点距離は実は長いのか。
40mmレンズの像よりは少し大きく50mmのそれよりはだいぶ小さく(広く)写るので、多分焦点距離はある程度正確でしょう。
1群レンズとはいえ、第1面が負のパワーを持ち、やや厚みがあるレンズなので、レトロフォーカスっぽくなる・・・焦点距離よりレンズが前に位置する・・・になるのだろう。

理屈はいいから作例を。
と言いたいところだが、なかなか難しい。なにをもって最良ピントとするかである。

Momo_s3

合焦の目安●は開放で、■はF22まで絞った時の指標なのですが。
コントラスト重視か解像重視かで違う気がする。
LVで拡大しながら、今度は老眼なので、メガネを外して液晶を見つめながらピントだしすると、開放∞でも、個人的には解像度重視の■のほうが好みだ。

すべて開放F6.4での作例

Momo_ex5

グルグルぼけが個性的。好みの分かれるところではある。

Momo_ex0

強者どもの夢のあと、的な作品にはうってつけか?

Momo_ex4

最短撮影距離0.5m当たりでは、球面収差がノーマルに近くなるのか、意外と普通の描写。
にじみが控えめで、個人的には好きだったりする。
もうちょっと寄れるといいのだが、とぜいたくを言ってみる。接写リングでもかませてみるか。

猫は3秒が限界。老眼で、表示遅れのあるLVで拡大キーを押し最良ピント位置とは何ぞやとピントを合わせ、拡大を戻し・・・と猫は画面外のどこかに移動している。
おまけにF6.4では室内では厳しい。6Dの高感度特性で何とか実現という、100年前のテイストが現代のボディで蘇るみたいな面白いテーマかも(大げさ)

ゆず嬢

Momo_ex3


はっさく

Momo_ex2

↑MOMO効果で、意外と美男子に見えたり??


かぼす
最短撮影距離付近。

Mmo_ex1

意外とソフト量が控えめで、個人的には好印象。

絞りと撮影距離、ピント位置で表情を変え、なかなか面白いレンズと思った。

絞れば絞るごとにノーマルレンズに近づき、F22ではパッと見には普通にシャープ。だが四隅には色収差や諸収差による流れが残り、100年前の雰囲気が味わえる。

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