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2016年10月28日 (金)

CF-1900の修理(2) モーターいってしもーたー

密度のある、しかし耳当たりのいい音を奏でるpro1900。
やはり、42年前にこの機種を選んだのはこの音が心地よかったからだ。
わざと42年前の音楽を鳴らしたりしていた(笑)

しかし、時々モーターの力が一瞬抜けるような症状が。
パチ、とかプチとかノイズを伴うこともある。
その時、電源に無理がかかるらしく、アンプの音も消えかかる。
嫌な予感。
そして、ついに完全停止。
モーターの、接触不良型ではなく、電源短絡型の不具合かも。
大型電動機でいえば、フラッシュオーバというやつ。

さて、対策。
1.家にあるほかのテレコのモーターで代用できないか。
2.pro1900ニコイチ計画でジャンクでいいからもう一回オークションでゲットする。

1.はだめだった。みんな12V用。プロ1900は6Vモーター。
2.は、ちと今月は出費が鼻血ぶー。

こうなったら、大型直流電動機の保守の経験を生かして、モーターを直す。

ケースの蓋を外す。

D13g_1

中身はシールド板に巻かれてその中に。

D13g_2

さらにそれを取り出す。

D13g_3

実は、中学の時、ここまでバラした。
窓から見える調整ねじは、遠心ガバナー速度調整用。
友達のテレコよりテープ速度が速めなのが気に入らなくて、こいつで少し遅くなるように調整したんだっけ。

さらにバラすと、おなじみ直流モーターの姿。

D13g_4

ブラシはちゃんと残っている。これなら何とかなるかも。
整流子を観察してみる。

D13g_c1

だいぶ荒れている。カッパードラッグと言われる、本来溝のはずのところに銅の屑が埋まっていて、隣と導通してしまう。

サンドペーパー#320で磨いた状態。

D13g_c2

サンドペーパー#2000で仕上げ、溝に剃刀を入れて掃除した状態。
D13g_c3

(電車のモーターもこうやって整備したものだ。)

D13g_bc

ブラシを押しているトコロテンのような合成樹脂がヘタッて、ブラシ押し付け力が低下しているのだろう。そりゃ42年も経てば・・・。
ブラシをちょっと強く当たるように、ブラシの板バネを整形しなおした。

D13g_5

元のさやに戻して、通電試験。
最初ぐずったが、すぐに力強く回転し始めた。
よっしゃー!

メカに戻して、組み立てて、プロ1900復活。

とてもいい。音の震えも、新品じゃないか、と思えるほど少ない。
早送り、巻き戻しもぐんぐん、バッチリ。
1時間ぐらい、ご機嫌な音を楽しんだ。

が、・・・。

1時間後・・・。

再びモーターは死んで死んでしもーたー。
電源短絡状態でロックしてしまった。

小型モーターには、大型モーターとは違った難しさがあるのだろう。
例えば、大型モーターで整流子の手入れをした場合は、ブラシも新しいものに替えることができるがそれができない。
また、手入れした整流子とブラシのなじみができるまでの間に、またカッパードラッグが生成してしまう。
だから、最初からぴったり合った面精度が要求されるとか。

それにしても、初恋の人はなかなか遠い(笑)

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