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2016年10月19日 (水)

ラジカセCF-1980の修理

せっかく手に入れたCF-1980だったが、問題があった。

①AMラジオ受信時に時々バリバリノイズ。→各部ハンダし直しで治癒。
②カセット再生時にかすかにバリバリノイズ。→各部ハンダし直しで激しく悪化。
③オートシャットオフが効かない。
④カセットの音が震える。

③、④については、ゴムベルトの劣化によるものとは容易に推測できたが、新しいベルトの入手なんてできるの?と途方に暮れていた。
なんと、前エントリに書き込んでいただいたRF2200氏のご指導により、入手ができた。
送料、代引き手数料のほうが高いくらい。これは朗報である。

ベルト  キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

Belt3

しかし、②のカセット再生アンプの激しいバリバリノイズを解決しないと、ベルトを替える意味がない。
調査の結果・・・と言っても触診・・・初段Q201のトランジスタC900に触れると激しくノイズが変化する。これの異常に違いない。
挫折その1.代替部品をどうするか。

Transistor_compti

うちに2SC1400ならいくつかある。あの金田式アンプの銘石だ。
定格を見る限り、壊れずに使えるという意味では問題ない。
でも、オリジナルな石と比べて音質が変わるのは、できるだけ避けたい。
ややfTは劣るようだが・・。
ここは同じNECだし、パッケージは同じTO92だし、銘石のC1400を信頼しよう。
C900のTjはだいぶ低く、みて怪しいところのはんだ付けし直しで逆にとどめを刺してしまったようだ。

Casamp1

矢印は、C900と置き換えたC1400。
再生してみると、見事に機能を回復していた。

そうなれば、ベルト交換に意欲がわいてくる。
before:

Belt_before

after:

Belt_after

交換前は、モーター周り、U首のようなカーブが交換後はV首のように引き締まり、テンションを得ることができた。

Belts
ベルト損品。同じところで長期間停止していたらしく、変形している。

交換後、
さて、どうなる。
・オートシャットオフはちゃんと機能するようになった。
挫折その2:
・でも、再生音はなんだか震える。ゆっくりした周期のワウが気になる。交換前とあまり変わらない。意味なかったのか。
・しかし、しばらくそのまま聞いていると、改善してくる。

カセットメカって暖機運転が必要なのか(笑)
ワウフラッターもアンティークラジカセの味のうち・・・とはいっても暖機運転でよくなるってことは、最初から何とかしたいわけで。

しばらく考えて、オートシャットオフメカのカムとギヤについているグリースの粘度が高すぎるのでは、と推測してみた。

Shutoffg1

矢印の部分、経年劣化で粘度が増してしまったのか、誰かが手入れした際に正当なものより高い粘度のグリスで給脂してしまったか。

Shutoffg2

古い脂をふき取り、シャットオフメカの赤矢印には、ホームセンターにあったシリコンスプレー、エーゼットの「滑るブルー」を給脂した。

これで再挑戦。
今度はいい。超キモチイイー!


が、挫折その3:
今度はどこからか”盛りのついた猫の呻き”のような音程の一定しないメカノイズが聞こえる。
カセットテープ無で空回ししても鳴かないが、テープを入れると、テイクアップリールから振動が伝わってくる。

黄色矢印の金属ローラーとテイクアップリールのゴムが滑って、振動を起こしていたのだ。ゴムもきれいにしようと、パーツクリーナーでふき取ったのだが、逆に脱脂されすぎて?老人の皮膚のように硬化してしまったのだ。

乱暴だと思ったが、320番の紙やすりでゴムアイドラーの表面をそっと故意に荒らしてみた。
今度は、しっかり摩擦すべきところは摩擦し、滑るべきところは滑るようになって、完全復活。中2へのタイムマシンは、しばらくおいらのそばで機能してくれそうだ。嬉しい。

ある意味、車のドライブシャフトブーツ交換より大変だった(笑)

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コメント

こん**は。
CF-1980復活、おめでとうございます。
私のはあのままです(笑)。カセットメカについてはあまり詳しくないので(爆)。
一応普通に録再出来てますので。しばらく使ってみて不具合が出てくれば、また挑戦してみます。
記事の中でちょっと気になった事を書きます。
「接点復活剤」をお使いのようですが、「接点洗浄剤」のほうをお勧めします。
接点復活剤はその時は具合が良くなるかもしれませんが、成分が残り、後々不具合を誘発する場合があります。
接点洗浄剤のほうは乾燥してなくなるので安心です。サンハヤト「リレークリーナー」とかです。
私の1980もバンドスイッチの洗浄にはリレークリーナーを使って洗浄ました。
ボリュームのガリが有る時にも使えます。かなり改善されますよ。
あと、プラスチック用のグリースはホームセンターとかで探すとあります。

投稿: RF2200 | 2016年10月23日 (日) 17:16

>RF2200様

この度は、いろいろご指導いただきまして、誠にありがとうございました。
実は、度重なる挫折で何度開腹手術ををしたことか(笑)
おかげさまで、ほぼ新品当時の機能になったかと思います。

ほぼ・・・というのは、録再ヘッドの摩耗だけは何ともしがたく、録音時のLEVELに比べて再生時は3~4dBの損失があるからです。
それを見越して、3dBほど録音レベルを高くすることで妥協しています。
40年以上も前の機器ですから、これ以上望むべくもありません。
その点、今度入手しましたpro 1900は耐摩耗性に優れたF&Fヘッドなので、うまく修理できれば当時の性能を再現できるかもしれません。

接点洗浄剤、グリスの件も、今度のpro 1900の修理の際には参考にさせていただきます。
貴重なアドバイスありがとうございます。

投稿: keypon13^2 | 2016年10月24日 (月) 13:43

こん**は。
私のはレベルまで見てません(爆)。違いがあるのかしら(笑)。
海外のサイトで、CF-480S(CF-1980 mk2かmk5の海外仕様)の回路図が手に入りました。
短波付きなのでラジオ基板は回路が違いますが、オーディオ基板はほぼ同じと考えました。
部品の番号までほぼ同じでした。
回路図が読めるのであれば、検索してみてはいかがでしょう。

投稿: RF2200 | 2016年10月26日 (水) 15:02

>RF2200様

このstudio 1980は録音レベルのマニュアル調整ができることが、一つの特徴です。
ソニオマチックと呼ばれた自動レベル調整は、NEWソニオマチックに進化して改善はされましたが、
音の強弱が不自然になりがちで、マニュアル録音は憧れでした。
0dBを目安に録音するのですが、再生時-4dBぐらいしか振れません。明らかに音が小さいです。
再生アンプの石を替えているのですが、ほかのテープレコーダーで再生しても音が小さいので、石の交換ではなく、録音時の損失が考えられます。
中波の語学学習などの録音では気づかなかったのですが、FMを録音すると、高音域が落ちていることも明らかです。
ヘッドの摩耗は、目で見ても明らかでした。
まあ、雰囲気を楽しむためですから、あまり贅沢なあことは要求できませんが(苦笑)

投稿: keypon13^2 | 2016年10月27日 (木) 23:14

いやいや すごい 頭の片隅に辛うじて残ってる単語(^.^)がいっぱい いっぱい。どんどん深みにはまって楽しそう(^.^)

投稿: 極楽蜻蛉 | 2016年10月30日 (日) 13:13

>極楽蜻蛉様

42年前のソニー坊や(笑)ですから、当時のソニー用語はしっかり脳裏のどこかにメモリーされています。
当時、今を時めくラジカセ。何もかもみな懐かしい(笑)

投稿: keypon13^2 | 2016年10月31日 (月) 11:32

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