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2016年11月25日 (金)

CF-1900のサーボモーター化

中学のガキの頃から思ったのは、
pro1900とか言うくせになぜモーターはサーボモーターじゃないのか?
アンチローリングというなら、モーター自身も回転ムラの少ないサーボモーターにすべき、と思っていた。
ら、翌年、pro1150なるモデルが登場する。

Cf1150_1

これまた、かなりそそる機種。
ソニーの真骨頂ではあるまいか。
これもジャンクで、カセット部は不動だけど、「モーターの回転する音は聞こえました。」という出品者の一文に、スイッチが入った。
これも復活させてあげたいけど、今回はCF-1900を救済するための”贄”となってもらう。
そう、この機種は、D-013F1というサーボモーター搭載機種なのだ。
矢印の先、モーターのプーリーが見える。
幸いなことに、回転方向はD-013Gと同じ、プーリーからみて反時計方向回転である。

CF-1900と基本メカが共通のビジネスデンスケTC-5000ならD-013Fモーターで、互換性の面では勝算がある。だが、CF-1150のこれは、末尾に1が余計についているのがちょっと気にかかる。

早速、モーターを摘出してみる。

Motor_fg

左が憧れのサーボモーター。取り付け部分はあつらえたように同じである。
さて、CF-1150を分解してみると、
モーター摘出前の、裏蓋開けた眺め。

Cf1150_2

省スペースの必要性からか、サーボ基板が低周波増幅基板と一体になっているorz
切り出すか、新たに基板を作って、部品を差し替えるか。
一部熱に弱いゲルマニウムトランジスタ(2SB475)があるので、差し替えは断念。切り出すことにした。

Servoamp1

切り取った図。かなり強引(笑)

Servoamp2

部品側。

Servoamp4

小さいようで、意外と場所をとる。どこへ納めるかが最大の問題。
なお、ラジオ(中波)は大変感度がいいので、ラジオだけでも聞けるようにパワーアンプ部をバラック配線で修復、ラジオは聴ける。
次に、メカを見る。

Cf1150_3

CF-1900より洗練されているというか、だいぶフライホイールが小さい。
モーターの回転速度とプーリーの径が同じなら、フライホイールは高速に回ることになる。ところが、D-013F1のプーリー径はD-013Gより太いのだ。一方、キャプスタン軸の径は、CF-1900よりも細い。それらの相乗効果として、果たしてテープ速度はまともな範囲に調節できるのか??
実験してみればよい。

Cf1150_4

CF-1900のメカに仮に組み込み実験。
その結果、速度調整半固定を高速側に一杯にまわしてどうにか所定速度(気持ち遅いかな)という結論になった。CF-1150のオリジナルな位置も上限ちょっと手前だったので、大差ない。
モーターのプーリーの径がガバナーモーターより若干大きい状態でこの結果とは・・・末尾の記号1は定格回転数が1無しよりやや低いようだ。
FG(周波数発電機)出力を受けて分圧する、速度調整用の半固定の+側の固定抵抗を1kΩから1.18kΩにし、GND側を1kΩから820Ωに変更したところ、望むテープ速度を得ることができた。

さて、後はサーボ基板の実装場所。
これが実は難しい。あるようでない。
第一候補:スピーカーの磁石の裏。ラジオ部に近い。雑音を与える恐れがある。また、コイルがスピーカーの磁気の影響を受けてしまわないか。
第二候補:電池ボックス。保守性やノイズの点では安心だが、電池で聴けるというラジカセの機動性をスポイルする。
第三候補:所定箱に収めるのはあきらめて、こぶのようにキャビネット裏に飛び出た箱を設ける。オリジナルな美しさを損なう。ゼッタイヤダ。
第四候補:留守録回路を撤去し、そのスペースに収める。売りの一つ留守録を捨てるのは忍びない。また、撤去してもスペースは依然厳しい。

まずは、ダメ元で、第一候補でやってみることにした。黄色の囲み。

Servoamp3

ラジオへの雑音もなく、モーターの速度調整もバシッと決まり、まずは大成功。後は、長期間性能が維持できるか、経過観察といったところ。

音(走行安定性)は・・・歴然と良い。歌手が単調に伸ばすところ、ビブラートを付けて歌うところ、遠心ガバナーモーターではみんな揺れていただけのところをはっきり聞き分けられる。素晴らしい。
42年前のラジカセここまで澄んだ音で鳴るとは!
初恋の彼女の甘美な歌声は、ついに完成を見た(笑)

長く性能を維持してほしい。

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