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2016年11月 8日 (火)

CF-1900の修理(5)

ドナーから移植したモーターにより、ワウフラからは開放されたが、依然パチプチノイズに悩まされる。
やはり、モーターの整流子の状態が悪いのか?
何回目の開腹手術か覚えてないが、初恋の彼女に妥協の文字は似合わない(笑)

さて、モーターを解剖してみると???

Donor_mcom

意外と悪くない。
というか、すこぶるまともである。
敗北感あり。もともと悪くないものを手入れしても、パチパチノイズは改善しそうもない予感。

それでもせっかく解剖したのだから、手入れします。

Ama_bougo

ガバナーをうっかりいじってしまわないようにトイレットペーパーの芯で防護。
シャフトもうっかり削ってしまわないように、ボールペンの先の部分で防護。
で、

Commu_sander

サンドペーパーを短冊に切って巻き付けて、くるくる回して磨く。
今回は損傷が少ないので#1000、2000、そして4000まで番手を上げて、てかてかに磨きあがたぜぃ~。

Commu_polish

さあ、どうなるか。
テープ再生。
・・・
パチッ!ポチッ!
・・・

えー、というか、やっぱりというか。
ここまで全身全霊を込めたのに(?)がっかりぽん。

やっぱりモーターじゃないのか?
カセット再生アンプのQ101,102,103,104のトランジスタを、音のいいボロ1900から一つずつ替えてみた。

Tr_change

懐かしい日立のC458が、要所に使われている。
端子配列がボクエ(BCE)なので注意。
普通の石はエクボ(ECB)・・・ソニーのC1364などはこっち。
Q103のC458をとっかえたとき、pro1900のノイズの出かたが変わった。ボソボソと荒い感じからシューというきめ細かいノイズになったのだ。

しかし、テープを再生し始めると、パチプチノイズは相変わらず。
神よ。答えを下さい。

テープを入れて再生状態の時だけ限定・・・でノイズが出る。
この時、何が起きているのか???
そのメカ的主役は、2のベルトで回される白いプーリー。

Cf1900beltdr1

こいつをドナーと替えてみるか。

Cluch

フェルトで半クラッチ状態を作り出しながら、テープ巻き取りにつれて変化するテイクアップリールの速度差を吸収する。

Cluchbp

Bはボロ1900から摘出したもの。無印のものはpro1900。
回し比べてみると、答えらしきものが分かった。
無印のほうは、半クラッチの時、微妙に振動トルクを感じる。
Bのほうは、スムーズに回る。
でも、こんな微妙なトルクムラが電気的ノイズを引き起こすかどうかは、謎。
しかし、ここまで分解したら、藁にも縋る思いで交換だ。

結果は・・・。

ようやく、ようやく、ノイズから解放された。
やはり、この微妙なトルクムラがモーターに悪影響を与えていたに違いない。

だが不思議なのは、この調子のいまいちな無印に交換されたボロ1900はやはりノイズが出ないのだ。
タルンタルンなベルトが緩衝材になっているのか、シャットオフ機構を駆動していない分、負荷が軽いのか。

まあ、結果オーライだ。
わーい。

初恋の彼女は何と気難しかったことか。

しかし、42年前と変わらぬ美声を発している。
紙のキャップのスピーカーが、変なメタリック感のない、中低域とつながりのいい素直な高音を奏でている。
きめが細かく、つややかで、かつ耳当たりの良い音。
F&Fヘッドの耐摩耗性の良さで、当時の音を劣化なく今でも再現できる。
何と嬉しいことか。

あの時買ったお店で記念写真(笑)

Sonyshop

そして、正真正銘ソニータイマーですが何か?(笑)
と組み合わせてみた。

Sonytimer

留守録をしようとして一般のカセットレコーダーを録音(再生)状態で電源を切ってしまうと、ピンチローラーが一か所に当たったままになってNGだが、pro1900ならそんな心配は無用。巧妙なメカが解決してくれる。

これで、大人の事情で基礎英語を聞き逃す・・・なんてこともなくなる(笑)

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