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2018年2月28日 (水)

愛しのCF-1900が不調 ( ;∀;)

不調その1:モーター回転が異様に遅い。

サーボモーター無理やり移植から一年強の間、快調に動作していたが・・・。
やっぱりモーターが寿命を迎えてしまったのか。良く持ったほうだともいえるが。

ドナーを用意しなければ。

Tc5000

TC-5000 ビジネスデンスケ。
ドナーとなりそうなCF-1900の中古も売っていたが、こちらのほうがMIC不調ということで安かった。
こいつのメカはCF-1900と共通のものもあるはずだ。
モーターのドナーになってもらおうか。

しかし・・・。
TC-5000はガキの頃あこがれの機体。
サーボモーター、F&Fヘッド、まじめな交流消去ヘッド、マニュアル録音可。
テープレコーダーとしての一つの理想形だ。
これはこれで整備して取っておきたいのは自然な流れだ(笑)
最悪、TC-5000を生かすか、CF-1900を生かすかの選択肢は残しておくとして。

まず、原因を調べよう。

Cf1900_tcsw

PLAYボタンなど、カセット部のボタンを押すと押されて構成されるスイッチ。
これを手でソフトに押し下げると・・・、何とモーターは正常な速度で回転するではないか。
ワケワカラン? しなりすぎて導通がおかしくなるのか?

が、まあ、このスイッチが臭いことは間違いなさそうだ。

こんな時に備えて、まだボロ1900は残してある。

Cf1900niko

ドナーから取り出したテープ部主スイッチ。

Tcsw

同じように見えるけど・・・。移植したら、なんとモーター回転は復活。
以前悩まされたパチパチノイズも解消された。


不調その2:ラジオは鳴っているのに、録音できない。音が異常に小さい。
RECボタンを押しなおすと直ることがある。が、それで喜んで録音すると、途中から録音できていない。もしくは、きわめて音が小さい。

これは困りもの。留守録してもできていないことがある。「ラジオ英会話」を何度か聞き逃した。

RECボタンで録再を切り替えるスイッチ列、それを押すメカ系統が臭い。
まずは、この矢印の板バネ。RECを押すと矢印のほうに動く。
板バネがだいぶ押すべき方向とは反対に倒れている。

Recban

早速ドナーから部品を取り出す。

Recbanok

ドナーのほうは板バネがほぼ直角に立っている。
早速交換。
しかし、すぐに再発。
うぐっ。
REC-PLAYの切り替えスイッチ列(矢印)がダメなのか。

Rec_play

半田吸収リボンで根気よく一個一個吸い取り、外す。

Rec_playout

ドナーから同様に(下)。

Recplaysw

そして移植。

Recplayrepl

老眼のジジイにはなかなか堪える作業。
でも、愛しのCF-1900、44年前の初恋の彼女。がんばるぜぃ。

さあ、どうだ。
。。。
やっぱ、ダメ現象が出るときがある。(;´д`)トホホ

しかし、発見。REC-PLAY切り替えのせいではなく、RADIO-TAPE切り替えスイッチを操作すると現象が出たり、収まったりする。不具合の対処法が確立できた。
今後の参考にしよう。

また、TAPE再生時、音が滑らかに、明るくなった(気がする)。REC-PLAYスイッチにも、何らかの劣化があったと思われる。

また、しばらく愛しのCF-1900と暮らせるね♡

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コメント

お久しぶりです。しばらくぶりに拝見しました(笑)。
REC-PLAYの切り替えスイッチを移植されたようですね。
私の経験から言うと「惜しい!!」です。
この頃の、と言うか、製造から数十年経っていますので、切り替えスイッチやON-OFFスイッチ類は中の端子が真っ黒に腐食しています。
特に左右の端とかが酷くてホント、真っ黒になってます。この腐食が原因で接触不良やノイズの原因になっています。
スイッチをON-OFFした時に出る「バリッ」っというノイズは大抵これです。
解決するにはスイッチを分解して端子を綺麗に洗浄する事です。私は分解して無水アルコールで洗浄してます。
が、馴れないとスイッチを組み立てる時にうまくやれなくて接触不良を起こしてしまう、もしくは中の可動部を痛めてしまう事がありますのでご注意を。

手っ取り早いのは、「ドナーから同様に。(下)」の写真の状態で、左右から無水アルコールをスポイト等でしっかり垂らしてから、何度も何度も可動部分を
動かして洗浄します。無水アルコールの他には「接点洗浄剤」を吹き付けるのも良いです。(「接点復活剤」は止めた方が無難です)
何度も動かしていると本来は無色のハズの無水アルコールの液が茶色っぽい色が付いて出てきます。
何回も繰り返します。その後、1~2日程乾燥させてから基板に取り付けます。
無水アルコール液を入れる時は、「縦」にして「ドナーから同様に。(下)」の写真の状態ですと、左右の端のプラスチックの【下】の部分から入れます。
(可動部分がプラスチックの下に有る為です)
スポイト等で入れた時は下から落ちてくる位入れてから、端子を何度も動かします。
但し、「換気の良い」所で行って下さいね。無水アルコール等の臭いで酔う場合があります(笑)。
基板に付けた状態でもやれないことは無いのですが、無水アルコールの跡が基板に白く残ってしまう場合が有りますので、面倒でも外した方が綺麗に出来ます。
お試しあれ。

投稿: RF2200 | 2018年3月 3日 (土) 12:04

>RF2200様

お久しぶりです。
まあ、一応生きていました(笑)

ご教授、ありがとうございます。
REC-PLAYスイッチを変えても現象が出たということは、やはりスイッチそのものがドナーも含め劣化しているに違いありません。
清掃しなければだめなこともそうだと思います。
44年前と43年前の製品ですから(笑)

以前、私も清掃を試みたことがありました。ご注意の通り、壊してしまいました。
なので、分解を伴う清掃には二の足を踏んでいます。

今回の修理で、途中から録音できなくなることはなくなりました。
RADIO鳴らし中にRECボタンを押し、VU(目安)メーターが振れていることを確認すれば、最後まで録音できます。
はやりREC-PLAYスイッチを押す板バネのへたりとTAPE-RADIO切り替えSWの複合不具合だといえます。

いよいよ立ちいかなくなれば、SWそのものの手入れにも挑戦します。
愛しのCf-1900ですから(笑)

投稿: keypon13^2 | 2018年3月 5日 (月) 10:34

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