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2019年1月 5日 (土)

smc PENTAX-DA FE 1:3.5-4.5 10-17mm ED[IF]の円周魚眼化

 表題のレンズをフルサイズで普通に使っても、以下のようになる。

Full_ex10

PENTAX *ist  (フィルムカメラ) 当該レンズの広角端10mm

 花弁型フードを切り取ったとしても、イメージサークルは30mm程度と推測され、円周魚眼にはならない。

 だが、ミラーレスなら、後玉が少しぐらい飛び出しても問題ないはずだ。
そこで、改造を試みることにする。いつもの通り、自己責任で・・・。

 方針としては、
・合成焦点距離を縮めるために、前群(負のパワー)と後群(正のパワー)を広角端よりさらに離す。
・ピントリングの可動範囲で合焦できるように、バックフォーカスを何かで調整する。
・花弁型フードは蹴られるので、欠き取る。

 ダメもとのムードが漂うが・・・。

まず、分解して裸にしてみる。
広角端10mmの時の、後ろの突き出し量はこんな感じ。
もちろん完成状態では、レフ機のミラーを阻害しない通常のKマウントレンズの突き出しであります。

Smcp10norm

 後群のズームカム溝に沿ってガイドする白いローラー(一周で3か所)を外すと、後群はセットで外せる。
 電気接点や絞りは星用途には不要なので、撤去してしまう。

 黄矢印のところにあったローラーを外せば、鏡筒スリーブは、さらに後ろにスライドすることができる。
クリヤランスを適当な薄いもの(アルミ箔)で詰めてフリクションを与えている。
じゃないとスルスル抜けてしまう。

Smcp10kai_1

なんとなく、このくらいで焦点距離が8mmになりそうだ。ズームリングの12から10に回したときの移動量を目分量で外挿した(笑)

さて、尻が後ろに突き出すと、カバーが干渉する。

Smcp10kai_2

黄色い部分を、後玉鏡胴がはまるまで、少しずつやすりで削る。

仮組して、円周魚眼になるのか、∞にピントは来るのか、実験。

Smcp10kai_3

PK-EOSアダプター+EF-EOS Rアダプターで実験。
・・・と、オーバーインフだし、イメージサークルも目標を超えて小さすぎ。

イメージサークル最適化→後玉の突き出し量を少し減らす。
オーバーインフの調整→適当な他のレンズ(SIGMA便利ズームジャンク)のスペーサー2枚を噛ませる。
花弁フードのカット→プライヤーで2㎜ずつぐらいくわえており曲げを繰り返し、金属疲労を与えており取る。あまり際までこの方法でやるとレンズを割ってしまいかねないので、あとはやすりでしこしこ削り取る(笑)

Smcp10kai_4

どうやら行けそうな状態になった改造レンズ。
EFマウントのリヤキャップを嵌めても、後玉がギリギリぶつからない程度の突き出しで済んだ。

Smcp10kaiketu

アダプター2階建てでEOS Rに合体。

Smcpkaizenkei

一応完成。でも、星景に耐えるような結像性能は・・・直感いい加減光学では期待できない。はず。

実写。

Smcp1017kai_ex1

EOS R/smc PENTAX-DA FE 1:3.5-4.5 10-17mm ED[IF]改/180sec ISO400
推定8mm F2.8

6720×4480ピクセルのうち600×400の切りだし

Pixseltoubai

 外周付近でコマと色ずれがやや目立つが、有効口径が同じだとするとF2.8相当なので、絞りを撤去せずに少し絞れば改善するのかも。
しかし、ぱっと見には輝星が強調され、星座の形がわかりやすく、これはこれで味があってよいのではないか(笑)

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