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2019年8月 9日 (金)

初ラアンプ(4)完

まず電源部をくみ上げる。
整流、平滑コンデンサ―部
Shoraamp101
トランスは39年前に買ったタンゴDC35を再用。
 
組み立て予想図
Shoraamp102
各部合体と配線(^^;・・・(;^_^A
Shoraamp103

調整作業は、すべてうまく行き・・・
ただ、金田式よりドリフト電圧(スピーカー端子に現れる直流電圧のフラフラとした変化)はやや多い。
画像は、終段アイドリング電流の監視中。
アイドリング電流を1.1A流せば8Ω負荷に対して片チャンネル20WまでA級動作するが、0.4Aも流せば普通の音量で聞く分には、音はほとんど変わらない。

そして、待ちに待った音出し。
Shoraamp104

アンプ以前に、その金のほんの一部でもカーテンに回さんか、といった批判は甘んじて受けねばなるまい(笑)・・・猫がぶら下がって破いて遊んだんだけど・・・

ほぼ標準箱にいれたFOSTEX FX120で試聴。

無色透明
女性ボーカルがつややかで優しい
柔らかい
しかし、細くなりすぎない
フルーティー
それでいて金物系の固さ、冷たさはしっかりと出る

うーん、これだよ
金田式・・・迫力とエッジは効くが、聴き疲れが来るというか
・・・に対する疑問と解答は
高周波特性に優れたトランジスタとシンプルな回路の効用だろうか

CORAL DX SEVEN/ II  密閉型30cmウーファーの3wayで視聴

アンプの駆動力とちょうど相性がいい
小出力真空アンプとは違い、振り回されるようなことはない
ボーカルの風圧のようなニュアンスが◎
専用帯域の良さが一段と発揮される
低音の量感と力感のバランスがちょうどよい

このCORAL、金田式では高域がつまらない、しばらく聞くと飽き飽きしてくるのでお蔵入りであったが
この初ラアンプとの組み合わせでは、俄然実用的になった。


個人的には、女性ボーカルを好んで聞くので、女声にエグ味のある金田式は片づけてしまった。
真空管はフルレンジとの組み合わせで得意分野が残っているので、使い分けかな。


期待通りに、そして少々驚きであるが、学生のとき一番先に作ったアンプが自分的最良の答えだったとは。
青春に再び行き会えたような喜びである。

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初ラアンプ(3)

初ラ=初歩のラジオ、昔あった電子工作系雑誌。
'80ということで、39年前の記事。
 Shoraamp106
さすがに当時のトランジスタは、一部入手できないものがあり、昔作ったアンプをばらして代用品。
2SC1775→2SC1400
2SA872→2SA726
2SK150→2SK30Aペア・・・これはIdssの違いから若干回路定数変更を変更した。
2SK150って意外とIdss大きいんだな。
今回手持ちのは2SK30AとしてはIdssの比較的大きいGRランクなので、まあ行けるだろう。

完全オリジナルではないものの、おおむね行けると思う。

現像だけで止まっていたプリント基板のエッチング
Shoraamp1
パターン以外の部分の銅を溶かす。きれいに往った。
穴あけ。ガラスエポキシ基板なので、意外としんどい。
Shoraamp2

ドリル刃がすぐなまってくる。

フォトレジストを”ボンスター”でこすり取る。
Shoraamp3
銅パターンが露出する。フラックスを塗布して酸化防止を図る。

部品実装の前に、トランジスタの選別。
Hfeを測定して、できるだけ揃った対を探し出す。
Shoraamp4

Shoraamp5
電圧増幅の大部分を受け持つ2SB718は、よく揃っていた。
2SC2238/2SA968の夫婦の相性は・・・うーんイマイチ。
トランジスタアンプは、こういうところがメンドクサイ。

パーツ実装がほぼ終わったプリント基板。
Shoraamp6  

パワー段の要2SC2706/2SA1146もできるだけ揃ったペアを選び出す。
Shoraamp7
ここまで来たら、あと1休日程度で一気に完成に持ち込みたいところですが。。。


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初ラアンプ(2)

いきなり(´・ω・`)ショボーン
放熱器にパワートランジスタ(略してパワトラ。パワハラなんて言う言葉は昭和55年当時は恐らくなかった苦笑)取り付け用のねじ穴M3をタップで切っていたら・・・。
Yaamp10_20190809210501
タップが折れて穴に残ってしまった。
車いじりでもこの悪夢、いつかやらかしたなぁ。
幸い、今回は穴の浅い部分で発生し、なおかつ貫通穴だったので、反対側からピン抜きで強打して抜き出した。
Yaamp11

こういう時は強行しても碌なことはないので、路線を替えて。

雑誌に回路パターンのマスク紙がついてきたので、感光基板を露光・現像してみる。実は感光基板は初体験(笑)
学生当時は、貧乏根性のためか、普通の基板にマジックでパターンを見よう見まねで描いて代用していた。

露光・・・当時の雑誌記事には蛍光スタンドで15~20分というやり方が出ていたが、今の感光基板メーカー、サンハヤトのHPには専用ライトボックスでの露光時間しか出ていない。感光に必要な紫外線が出ないLED灯具の普及もあるらしい。
途方に暮れる。"クイック"ポジ感光基板NZ-G34Kとあるから、山勘で12分露光と割り出した。うまく行くか??

Yaamp20
マスク紙は片チャンネル分しかないので、もう片方はアルミ箔で遮光しておき、12分露光したら点対称にひっくり返してもう12分。

現像
Yaamp21
像が浮き出てきたぞ。どうやら成功。
水洗、乾燥させて
Yaamp22
初歩のラジオ'80.7月号 のレタリングが泣かせる(笑)

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初ラアンプ製作始動

当時のヒートシンク、どこで売っているか見当がつかん。
たまたま秋月電子で売っていたでかくて安いヒートシンクで代用。
これ、手動カナノコで半分に切らなきゃならん。
Yaamp1 
少しずつしか切れなくて心が折れた。鍾乳洞の成長のごとく。が、刃を新しくしたらそれなりに進捗した。
Yaamp2 
トランスとかつける穴開けて、
Yaamp3
シャーシに仮組。ヒートシンクそのものがシャーシを形成している。
もう少しかっこよくアレンジしようかとも考えたが、
信号の流れが合理的。
当時のムードを含めて、できるだけ再現したい。
ということでこれで行くことにした。
Yaamp5 
トランスと平滑コンデンサ、ヒューズと電源コードを実装してみたところ。
Yaamp6

まだ先は長い。

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虫が騒ぐ

去年の今頃は真空管アンプ作ったし、アンプはもういいじゃないか。
いや、もともとはトランジスタ派だったんだけど、いま、個別部品でトランジスタを集めてアンプ作るのは、相当にしんどい。
トランジスタがとっくに製造中止、というのが多いから。
じゃあ、現行の何に置き換えればいいのか、も流行りすたりが早すぎて追いつかない。
むしろ、真空管のほうがよっぽどマシ(一部神格化されたもの以外は、入手しやすい)

が、半ばふざけ半分に39年前の最新型(笑)トランジスタ”2SC2706”と検索したら、売っているところがあるではないか。ラッキーにもたまたま入荷していたらしい。
2sc2706
そうなると・・・

Gen1
初歩のラジオ1980年7月号
に載っているアンプの製作記事を無性に再現したくなった。
Gen2
Gen3
Gen4

初号機はごきげんで使っていたが、翌年にはあの”金田式”に感染した。
金田氏の、あの独特な物言いに引きずられていった。
初号機は、大して音質的評価もせず、金田式試作のための贄になった。

やがて、金田式パワーアンプは完成する。
金田氏の言っていることもわかる。
が、どうも「辣」な、中高域の一種の荒さに何十年も苦しむ。
色々な対策はしてきたが、そもそも自分の好み、使用環境が金田式の狙いと違うのではないか。

この初歩のラジオ'80.7月号のアンプは、なにか好みの音がするような、そんな記憶があるのだ。
大学一年生に戻ったつもりで製作を開始するのだ(笑)

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