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2021年2月 4日 (木)

RF50mm F1.8 STM その2

最新の設計で大幅に高性能化ができるんじゃないか?
バックフォーカスの制約もなくなり、比較的ローコストなPMo非球面レンズだって使える昨今。

MTF メーカーHPより
上RF50mm F1.8 STM
下EF50mm F1.8 STM
Mtf_5018s
曲線を眺める限り、革命的には向上していない。
画面中央から15mm辺りまでは、非点較差が少なく良好な画質が期待できそうだ。
それより隅は基本5群6枚のダブルガウス型だからたぶんね、主としてコマ収差による低下でしょうね。
また、これは絞り開放の時の曲線だから、絞ってどうなるかはわからない。

EF50mm F1.4 USMの開放のMTFはこれより低めだけど、F1.4~2あたりでバックからふぁっと主題が浮き立つような描写は好きだし、MTFだけでは何とも言えない。

夜景でテスト。開放での比較。

↓RF50mm F1.8 STM開放 全景
Rf5018comazen

↓EF50mm F1.8Ⅱ 開放 全景

Ef5018comazen

この段階でわかることがある。
RFのほうが少しワイドな画角であるということ。
ちなみに、歪曲収差補正は双方ともONである。OFFにしてもRFのほうはほとんど変わらない。
伝統的に、各社50mmレンズはライカのレンズを手本にして?、実測値は51.6mmのものが多いが、バックフォーカスの制約が緩くなったのでRFでは正確に50mmにしたのだろうか。

では、部分を拡大して観察してみる。

全景の面積1/100を切り取って比較している。

まず、中央。上RF、下EF以後共通
Ref5018comacent
よく似た描写である。非球面だから球面収差に大差が出るかと思ったが。
EFのほうは、やや軸非対称なハロが生じている部分がある。
プラ鏡筒のガサガサが影響しているかも。それも実力のうちである。

APS-C判隅に相当する左下方部分
Ref5018comaaps
RFはコマ収差は認められるが許せないほどではない。立ち木など、画像の鮮明さは割と保っている。
EFはいかにも昔のレンズといった感じである。
かなり差のついた部分である。

フルサイズ左下隅部。
Ref5018coma
隅まで来ると、さすがにRFもコマ収差が目立つ。RFのコマのほうが瘦せてシュッとしているが。

開放の比較では、中間画角まではRFが顕著に良い。隅は、両者ともコマ収差で画質が低下する。

 

 

 

 

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