初ラアンプ(4)完
まず電源部をくみ上げる。
整流、平滑コンデンサ―部
トランスは39年前に買ったタンゴDC35を再用。
組み立て予想図
各部合体と配線(^^;・・・(;^_^A
調整作業は、すべてうまく行き・・・
ただ、金田式よりドリフト電圧(スピーカー端子に現れる直流電圧のフラフラとした変化)はやや多い。
画像は、終段アイドリング電流の監視中。
アイドリング電流を1.1A流せば8Ω負荷に対して片チャンネル20WまでA級動作するが、0.4Aも流せば普通の音量で聞く分には、音はほとんど変わらない。
そして、待ちに待った音出し。
アンプ以前に、その金のほんの一部でもカーテンに回さんか、といった批判は甘んじて受けねばなるまい(笑)・・・猫がぶら下がって破いて遊んだんだけど・・・
ほぼ標準箱にいれたFOSTEX FX120で試聴。
無色透明
女性ボーカルがつややかで優しい
柔らかい
しかし、細くなりすぎない
フルーティー
それでいて金物系の固さ、冷たさはしっかりと出る
うーん、これだよ
金田式・・・迫力とエッジは効くが、聴き疲れが来るというか
・・・に対する疑問と解答は
高周波特性に優れたトランジスタとシンプルな回路の効用だろうか
CORAL DX SEVEN/ II 密閉型30cmウーファーの3wayで視聴
アンプの駆動力とちょうど相性がいい
小出力真空アンプとは違い、振り回されるようなことはない
ボーカルの風圧のようなニュアンスが◎
専用帯域の良さが一段と発揮される
低音の量感と力感のバランスがちょうどよい
このCORAL、金田式では高域がつまらない、しばらく聞くと飽き飽きしてくるのでお蔵入りであったが
この初ラアンプとの組み合わせでは、俄然実用的になった。
個人的には、女性ボーカルを好んで聞くので、女声にエグ味のある金田式は片づけてしまった。
真空管はフルレンジとの組み合わせで得意分野が残っているので、使い分けかな。
期待通りに、そして少々驚きであるが、学生のとき一番先に作ったアンプが自分的最良の答えだったとは。
青春に再び行き会えたような喜びである。
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