2020年7月20日 (月)

NEOWISE彗星の記録2020719

山の仲間と打ち合わせしていたら、久々の肉眼彗星見れるらしいよ、と話題になった。
かつては天体観測(いやどっちかというと天体観望レベルだが)が趣味の人間としては、お恥ずかしい限り。完全にノーマークだった。
知ってしまったからには、見ておかなければ。

共通データ。
2020/7/19
Canon EOS RP/EF50mm 1:1.4→絞りf2.8/ISO 1600 10sec (20h24mだけ15sec)


昼間はスカッと晴れていたのに、夜になると曇りがち。というか、雲の隙間からわずかに明るい星がたまに見える程度。ダメだこりゃ~。
おおくま座の前足あたりにいるはずだ。
北西方向に目をやる。

20h20m30s 、さらに黒い雲なのか?晴れ間なのか?わからないがカメラのシャッターを開いてみる。

Neowise2020719_1
晴れ間、なのかな? それならワンチャンあるかも??

30秒後の
20h21m
Neowise2020719_2s
晴天域の右端。ん? ボウフラみたいのが。
EOS RPのEVFは、星撮りの場面ではOVFを超えた。
撮影する前から星たちがファインダーで良く見える。
普段撮りではEOS M6で十分と思うが、これだからRPをリストラできない。

上画像のトーンカーブ立てた強調。
Neowise2020719_2

確かに彗星だ。
RPのファインダーに見えている。彗星を中央に持ってくる。構図調整も至って容易。

20h24m
Neowise2020719_3

赤道儀を動員せずに、50mm標準レンズでこれだけ写るのは、久しぶり。
だが、雲が邪魔して、残念ながら肉眼では確認できなかった。
天気の良い日に再挑戦したいが、今後はだんだんと減光していってしまう。

以後は再び雲に閉ざされてしまった。
が、収穫ゼロではなくてよかった。

同上拡大。
Neowise2020719_3mag

さて、先日7/9、CanonよりEOS R5、EOS R6が発表された。

Canonのやる気が詰まっている点で、久々にワクワクした。
EOS R購入時のアンケートで、「最近話題をSONYに持っていかれっぱなしでつまらない。
make it possible with canon.のワクワクする商品をお願い。」と書いておいた。
胸のつかえがおりるような気がした。

IBISで(レンズ協調も含め)手振れ補正8段分ってどんな世界だろう。
コマ速のRP比飛躍的向上。
AFの高速、高精度化。
犬猫のほか鳥まで瞳AF対応はすごいが、個人的には猫だけでもいいから、RPにもファームアップで対応してくれ。

星という観点ではEOS R6なのだろうけど、もし金が不自由なくあるのなら自分的にはEOS R5に軍配を上げたい。
高画素なのに温度上昇による動画リミットタイムがR5のほうが長いし、シャッター耐久も上。
8K動画は。。。そこまで要らないかな。
でも、動画から実用的な画質の静止画への切り出しができる。AEAF対応で静止画秒30コマってすごくないですか。

まあ、経済的リミットで今のところ心の鎖錠はできているが。危険な衝動買いは物理的に鎖錠されているが。。。


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2020年4月26日 (日)

EOS RPゲットから1年&RF24-105mm F4-7.1 IS STMのこと

本当は初号機EOS Rをしばらく所有したのだが、経済的理由で一度手放さざるを得なかった。
フルサイズにこだわらなくても、APS-C判のEOS M6があるのでどうしようかと2か月弱さまよった。
EOS RP、P=ポピュレール。スペックを一瞥した限り、キヤノンの本気度は伝わってこない。
だが、予算的には、これしかなかった。

Eosrprf2410571

レンズ込みの重量は両者ほぼ同じ。(デザインは圧倒的にフィルムカメラが上と思うが)

一年たってどうか。
撮影コマ数一年で、1,815枚 写欲の衰えを感じる。
フルサイズは必要か→うーん、どうだろう(苦笑) でもたまに、これはフルならではの描写を感じることはある。
良い点
・小型軽量
・暗所に強い EVFを覗いた時点で、開放F4の暗いレンズでも星座の形が分かる
・操作感覚が直感的
・必要な機能は十分
・高感度はもちろんEOS M6より余裕ある
・動画でバリアングルは便利、マニュアル音量設定が多いので音量レベルメーターの常時モニターと音のヘッドフォンモニターが可能なのは便利
・ファームウェア改修で瞳AFを含めたAFはだいぶ実用性を増した

改善してほしい点
・少し大きくなってもいいから、バッテリーは絶対に1800mAhのLP-E6(N)にしてほしい。1040mAhのLP-E17は遊んでいるとすぐに指標が一つ減る。スペアを持てば、というが、EOS RのときもLP-E6でもスペアを持ち歩いていた。
・サーボAF時の毎秒コマ数4はつらいことがある。ワンショット時と同じ5FPSに改善を望む。5FPSあれば、まあ普及機としてストレスなく行けるが、4と5の違いは意外と大きく感じる。EOS kiss Mでも7FPS超えているんだから。
・愛猫家としては、犬猫瞳AFは入れてほしい。Nikonだってファームウェアアップデートで実現しているし
・ボディに見合った、小型軽量で普及価格帯のレンズが少ない NikonはF1.8の単焦点が増えてきてうらやましいぞ

とぼやいていると、
RF24-105mm F4-7.1 IS STMなる、なんとも悩ましいレンズが発売になった。
本来なら、EOS RP発売時に登場させるべきレンズだろう。
395gは確かに魅力的である。

望遠端の開放F値が7.1・・・うーん、誤植ではないのか?
多重露光ができない→きっと広角端のイメージサークルが小さいか歪曲が大きくて、電子補正が前提
こんなのより、24-70 F4ぐらいで電子補正に頼らない(ちゃんとした)レンズが欲しいかも
ところがね、いざ24-70mmを持つともっとテレ端が欲しい
小型軽量で比較的リーズナブルな価格なので、この際割り切って昼間限定なら便利かも。
どうせ便利ならRF24-240mmが面白いのか
いやいや、やはり画質で安心が欲しいならLレンズのRF24-105じゃないのか
EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMあるじゃないか→マウントアダプタのせいで重く、長くなって持ち出すのが億劫

さんざん逡巡したが、EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMともう一本下取りにして
ようやく我が家として2本目のRFレンズ、この新作RFレンズをゲットしてみることにした。

24mm時

Rp2471

105㎜時

Rp10571

広角端での後玉
テレ端でF7.1とは思えないほど、マウントいっぱいにレンズは広がる
Rear24

まずは気楽に試写。
センターフォーカスマクロ 24㎜時
手持ちだと、ブツに前玉をぶつけてしまいそうだ。
Cfm

同じく24mm時センターフォーカスマクロ
Rf24_0401

105mm時のAFの効く範囲の近接
Rf105_0402

売りのセンターフォーカスマクロはMF切り替えなど、ひと手間かかるのが難点だが、意外と楽しめる。
また、望遠端で0.4倍マクロも意外と背景はボケて描写も良好。

やはり寄れることは正義だ。

さて、望遠端の暗さとそれを補うAF、ISの性能は?
Exrf105stm71_1
EOS RP 105mmF7.1開放 1/8sec  ISO12800 手持ち撮影
2020/4/25
月の地球照が分かりやすいようにレベル補正を強めにしています

IS OFF
Isoff

IS ON
Ison

AFも速いし、手振れ補正も良く効く。
こんな写真が手持ちでとれるなんて、フィルム時代から考えたら隔世の感あり。
しかし息子のiPhone11で手持ちで気楽にとった星座の写真も、ぱっと見にはポタ赤にデジイチで数分かけて撮ったのと見分けがつかないほどである。道理でデジカメ不況、これも隔世の感である。

さて、このレンズ、広角端24㎜ではF4で、天体にも試してみたいスペックではある。
まあ、電子補正の”薬漬け医療”、大して期待できそうもないが。
次回に。。。

 

 

 

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2019年6月 4日 (火)

5/7のこと

2019/5/7
もう一月近く前の夜空
Enshuusp
EOS RP/smc PENTAX-DA FE 1:3.5-4.5 10-17mm ED[IF]改(推定8㎜ F2.8)/120sec  ISO400
2019/5/7 21:00- POLARIEにて追尾

5/7、新職場に赴任。借りてきたネコ状態。
新鮮でもあり、以前別の職場で一緒だった人も複数いらっしゃって、既視感もあり・・・。
あれから一月、一通りこなれたかな、というところ。

実は3月初頭、娘引っ越しのどさくさに、車上で現金を盗難された。管理が甘かった。
EOS Rと交換レンズいくつかを手放すしかなかった。

再起のめどは立ち、まだ出した中古のブツは残っていないかと見に行ったが、売れていた。
(数日前まで見かけたが)

EOS Rは中古じゃないと予算的に厳しい。
え、EOS RP?
うーん。電池容量がね。シャッタースペックがね(1/8000→1/4000)。EVFドット数がね。

それでも、と試しに握ってみた。軽い。
シャッター切ってみた。プツッ。切れ味はないけど軽い感じでいいじゃん。
EVFを覗く。EOS Rほどのシズル感はないし、少し倍率も小さいが、意外と悪くない。
スダレじゃりじゃり感は目立たないし、視野の歪曲も少ない。
本来、そんなに高速な被写体が相手じゃないし、4fpsあればまあ。

EOS Rは挑発的な操作性(これはこれで慣れれば応用は効くけど)だったが、RPは割と直感的な、従来通りの操作性。
スペックばかり気にしていてろくに写真も撮らないカメラジジイになるのも、趣味だから構わないが、EOS RPで気楽に写真を撮る行為に回帰するのもいいのかも。
高校の写真部のころASAHI PENTAX MEでそうしたように。

ということで、RPにした。電池だけはEOS R用のLP-E6Nがいいと思うけど。

さて、その大きさ。
ようやく銀塩時代のコンパクトな一眼レフ並みの軽快さが戻ってきたと感じる。

Eosrp_mz5_2

背は低い”ペンタ部”のせいでむしろEOS RPのほうが低いほどだ。

Eosrp_mz5_1

暗所AFがEOS Rより1EVデチューンされている。画素ピッチはEOS RPのほうが広くて高感度は同等以上のはずだが。
これは、差別化のためだろうな。
EVFで夜空を覗いた感じでは、EOS R並みに星は見えた。
MF拡大で星にピント合わせをする場面では、むしろRよりRPのほうがオーバーゲインでなく、ピントの芯が出しやすかった印象だ。

また、AWBで長秒時、EOS RPの夜空の色味はEOS M6と同傾向で、いじらずにナチュラルな色になる傾向だった。
EOS RはややピンクがかるEOS上級機共通の色味だったような気がする。

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