2009年11月11日 (水)

通過儀式(X2を含む3兄弟のダークノイズ)

 とまあ、いろいろあって、KissF、X2、X3の3台が集結した。それぞれ比較的開発時期の近い10M、12M、15Mピクセル機ですが、無用な高画素は、かえって画質低下を招くという話もあります。
 天体をとる人のなかではKiss DXのころが一番低ノイズだという情報もあります。ダークだけではなんともいえないのですが、条件を同じにして比較しやすいので、3機のダークノイズを見てみました。

 条件:ISO1600、5分、長秒時NR OFF、高感度NR OFF RAW+JPEG
         
 気温は正確には測っていません(10℃程度)が、3機とも同じ部屋の気温になじませてあります。 

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2009年10月15日 (木)

ファームウェア1.0.6

 Canon名物Err99、Kiss Fでやってくれたみたいです(笑)。
実は、我がKiss Fは、以前にErr99が出たことがある。
これは、改造時の誤組み立てによるものだが、確かにこれが表示されるとビビる。

念のため調べてみると、該当バージョンだった。
いままで、特に問題は無かったが、内容を知れば、やらざるを得ない。
E99_1

指示通りにバージョンアップした。
E99_2

もう現行商品をはずれたわけあるが、なぜ今頃・・・
Canonも、時々マヌケなことするなあ(笑)
大事な戦力なんで、これにめげず、引き続きがんばってもらうことにする。

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2009年10月13日 (火)

白鳥座(画像処理メモ書き1)

 E200フィルムもいつまであるかわからないので、DSLRでも赤い星雲に取り組むように
していかねばなるまい。
EOS20Daのローパスを換装したKiss Fですが、カラーバランスが案外難しい。
それに、空がイマイチなせいもありますが、撮って出しは、こんなにみすぼらしい画像。

Cyg_fa28z

KissF/smc PENTAX-FA 1:2.8 28mmAL F4/240sec ISO400/RAW 
SPACEBOYで追尾、10/9撮影

↑マニュアルホワイトバランスで、晴天時の白紙を基準にして撮影したもの。
やや過剰補正で空が緑っぽい。

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2009年10月11日 (日)

撒き餌レンズ 夜の部

 EF50/1.8Ⅱの通過儀式を行った。10/9撮影。
台風一過のわりには、空がいまひとつすっきりしないし安定しないので、
隣町との境界の近場で撮影。

まずは、開放で。
Img_5363

Kiss Fa/EF 50mm 1:1.8 Ⅱ 開放/ISO400 96sec/RAW  DPPにてWB、トーンカーブ修正 
SPACEBOYで追尾

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2009年7月17日 (金)

夏の銀河(3)

 ついでにローパスを20Daのものに換装したKiss FとX3の写りの違いを比べてみた。

Kiss F/ISO1600 30秒/高感度NR  ON、長秒時NR OFF
RAW、WBはDPP現像時、微調整。
FA 1:2.8 20mmはISO3200のX3と合わせるため、2.8開放

Scofa20_28

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2009年2月25日 (水)

ルーリン彗星09225

 前超勤+後超勤の長い泊まり勤務を明けたが、天気はどんより。

帰宅後、冴えない気分で玄関の段差を踏み外し、解明できない力学が働いて左ふくらはぎを後部から強打。
当初、単なる打ち身かと思っていたのだが半日たっても痛みが引けない。普通の歩行にも差し障る。松葉杖ほしい。
 天気が回復すれば、赤道儀しょって山に行くはずだった。グスン。これでは山どころか日常生活にも差し障る。
 PTAのちょっとした打ち合わせを済ませて、組合の会議。跨線橋を使っての電車の乗り換えも、駅から自宅までの道のりも、苦痛に満ちたものだった。「エレベーターがなくてとっても大変だったわよ。」という人の気持ちがわかったのだけが収穫だったorz

 が、駅を降り立ってみると、星が見える。ボケ気味ではあったが、晴れている。
ルーリン彗星はたしか、地球に最接近のころだったなぁ。
これは行くしかない。幸い、右足は無事、AT車なら問題なし。

Euip225

が、これだけ組み立てるのも難儀だったorz
組み立てると、日も回って2/25に。

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2009年2月21日 (土)

ルーリン彗星

 2/20日中は二つ玉低気圧が東進し、乱気流で飛行機の乗客が怪我をするなど、荒れ模様だった。
 したがって、ルーリン彗星の観測のめども立たず、悶々としていた。
 が、22時過ぎになって、雪は舞ってくるものの、星は見え出した。これは行かないわけには行かない。
 近場の観測場所にいった。
設営しているうちは、おおむね晴れていた。
 設営が終わって、スピカと土星のおよそ中央ややスピカよりをあてずっぽうにファインダー7×50で覗くと・・・それらしきものはすぐに見つかった。
 いざKissFaを取り付け、撮影の段になると、雲がかかるorz
うしかい座や北斗七星はギンギンに輝いているのに(`Д´)
 しかたないよね、相手は自然だもの。
それでも撮影してみると、存在だけは容易に確認できた。それに1分40秒程度の露出でも、彗星が動いているのがわかる。
 設営してから45分程度経ったとき、ちょっとだけ雲が晴れた。すかさず収めた。
でも、複数枚コンポジットやNRやISOを下げてきれいに写すなどという余裕はなく、1時過ぎ撤収。撤収開始すると、また晴れる感じだったが、朝から勤務なのでやむを得ず。
 い・じ・わ・る!

Lurin221

タカハシMT-160+レデューサー D160mm F4.8/KissFa 2/21 0:53より76sec露出
ISO1600 RAW  EM-200赤道儀で放任追尾

なんとなく、オタマジャクシを連想するような尾がうっすらと写った。
まあ、まったくのボウズよりまし、ということにしておこう。

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2009年2月17日 (火)

Kiss F再手術

 最近、KissF(a)をほとんど使っていない。
一番の理由は、

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2008年12月30日 (火)

PENTAX機材と自分、この一年

 自分にとって、PENTAX機材とのかかわりにおいて波乱の一年だった(笑)。
 ・K20Dに期待をするも、発表会の席上、天文には適していないとPENTAXの1社員にいわれる。理由については言葉を濁すも、落胆。
 ・3/31にHOYAに吸収合併。魅力的な製品作りが続けば。
 ・待望の28mm相当からの広角、W60発表、後にゲット。
 ・自分にとってはじめてのKAF3、PENTAX超音波モーターレンズを得るも、合焦速度、合焦感触に落胆。
 ・K10Dを手放し、新品としてははじめての他社製KissFを導入。

Fandm

 ・当初はそつのないC社DSLRの出来に感心しつつ使い込むも、物足りなさも味わう。とくにJPEGでの色味。
 ・K-m発表。あまり期待もしなかったが、いざ手にしてみると、案外良い。普通に撮ったときの色味、シャッター感触など。
 ・RAWで追い込めばなかなか使えるKissFは、天文専用に自分で改造。
 ・残念なことにPENTAX望遠鏡の発売終了。

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2008年12月22日 (月)

冬の銀河 KissF編

 天体用に改造してしまって、通常の写真には極めて使いにくくなってしまったKissF、自称KissFaなのですが、澄んだ星空ではいかほどか、試してみた。

Ginga_win_kissf

KissFa/smc PENTAX-DA FISH-EYE 1:3.5-4.5 10-17mm ED[IF]/広角端 開放 263sec ISO800  RAW DPPで現像
12/19 22:51~

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